崖っぷち130億円外野手の打棒復活 エンゼルスに定位置なしも…マドン監督は太鼓判
通算324本塁打も度重なる故障で定位置なし、生き残りへ一塁手にも挑戦中
■エンゼルス 10ー5 ブルワーズ(オープン戦・日本時間1日・フェニックス)
エンゼルスのベテラン外野手に、復活の予感が漂っている。2017年オフに結んだ5年1億600万ドル(約130億円)の最終年を迎えるジャスティン・アップトン外野手は31日(日本時間4月1日)、ブルワーズとのオープン戦で2本塁打を放った。試合後には、マドン監督も「本当にいい状態」と太鼓判を押している。
通算324本塁打の実績を残るメジャー屈指の長距離砲は、崖っぷちの立場でシーズンを迎えている。度重なる故障で定位置を失っており、年俸2800万ドル(約34億円)の契約最終年とあってDFA(事実上の戦力外)もちらつく。そんな中、29日(同30日)にはソロを放つと、この日は2ラン&満塁弾の大暴れで2試合で3本塁打と猛アピールしている。
ここまで15試合に出場して打率.333、チームトップタイの3本塁打、チームトップの11打点の好調ぶりに、マドン監督も「またいい打席が2回あった。かなりいい活躍だ」とニンマリ。今キャンプから34歳にして一塁に挑戦するなど生き残りへ必死の姿に「彼のことを毎日見ているが、本当に一生懸命プレーしている」と賛辞を贈っていた。