阪神、泥沼の開幕8連敗… 同点チャンスで痛恨の走塁ミス、巨人は戸田がプロ初勝利
開幕8連敗は、79年のヤクルトに並ぶセ・リーグワーストタイ記録
■巨人 5ー4 阪神(2日・東京ドーム)
阪神が泥沼の開幕8連敗を喫した。2日に敵地・東京ドームで行われた巨人との伝統の一戦。初回に幸先良く2点を先制したものの、先発の小川ら投手陣が踏ん張れずに逆転負け。最終回に1点差まで追い上げたものの、今季初勝利はまたしてもお預けとなった。開幕8連敗は1979年のヤクルトに並ぶセ・リーグワーストタイ記録になった。
初回、先頭の近本がフェンス直撃の二塁打で出塁。2つの四球で満塁とすると、大山が2点適時打を放って先制に成功した。だが、先発の小川がその裏に坂本に同点2ランを被弾してすぐに同点に。さらに2回には丸、3回にはポランコにもソロ本塁打を浴びて、勝ち越しを許した。
4回に近本の適時打で1点差に詰め寄ったものの、5回に小川が吉川に四球、坂本に二塁打を浴びたところでノックアウト。2番手の桐敷が2死満塁で中田に押し出し四球を与えて、痛恨の5点目を奪われた。9回に先頭のロハス・ジュニア、近本が四球、中野の犠打、糸井の適時打で1点差に。だが、佐藤輝の遊直で三塁走者の近本が飛び出し、最悪の併殺打。反撃ムードが一気に潰えた。
巨人は5連勝。先発のドラフト2位ルーキー山崎伊は4回途中7安打3失点で降板となったが、2番手の戸田が1回1/3を無失点に抑える好リリーフ。今村、畠、高梨、大勢とリリーフ陣もリードを守り抜いた。2020年育成ドラフト7位で入団した戸田は嬉しいプロ初勝利。大勢は今季8試合目で早くも6セーブ目となった。