出遅れの阪神、“巻き返しの2大条件”は? OBが分析「優勝ないわけではない」

リリーフ陣の建て直し急務、野口氏が抑え転向を勧める投手とは

 浮上の第1条件は、「エースの青柳(晃洋投手)が復帰し昨季並みに頑張ってくれること」と野口氏。自身初の開幕投手を務めるはずだった青柳は、新型コロナウイルス陽性と判定され、登板を回避せざるをえなかった。昨季13勝を挙げ最多勝に輝いた右腕は、2日のウエスタン・リーグ戦で実戦復帰し2回無失点。1軍復帰へ向けて第一歩を踏み出している。

 第2条件は「リリーフ陣の建て直し」。当初守護神として期待されていた新外国人カイル・ケラー投手は、2試合計1回1/3で5失点と結果を残せず、早々と2軍落ちした。「8回はキャリアのある岩崎(優投手)に任せるとします。9回に関しては、矢野(燿大)監督は抑えに湯浅(京己投手)を当てると公言していますが、相手打者の右・左に応じて、手を替え品を替えながら、数で勝負していくという考え方でもいいのではないか」と見る。

 さらに、根本的な解決策として「私見ですが、春季キャンプの段階から言っているように、僕は(ジョー・)ガンケル(投手)を抑えにするのが得策ではないかと今も思っています」と話す。先発、リリーフ両方の経験を持つガンケルは今季、腰の張りで出遅れ、3日の巨人戦で先発として今季初マウンドに上がったが4回4失点と打ち込まれた。「青柳が1軍に復帰するタイミングで、ガンケルを抑えに回すのは“あり”だと思います。(昨年11月に左肘のクリーニング手術を受けた)高橋遥人もおそらく5月には戻って来るでしょうから、先発の頭数は足りますから」と野口氏は提言した。

「開幕から流れが悪く負けが込みましたが、打線は去年より状態がいいくらいです」と野口氏は光明を見出している。全国の虎党ファンも、諦めるのはまだまだ早い。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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