大谷翔平は投票者が飽きない限り「MVPに選ばれ続ける」 球界OBが太鼓判を押すワケ
「投手と打者、それぞれ並の成績でも誰よりも上と見なされる」
メジャー5年目を迎えるエンゼルス大谷翔平投手。46本塁打&9勝をマークした昨年に引き続き、MVPを受賞する可能性はあるだろうか。MLBネットワーク番組内で元メジャーリーガー解説者2人が議論したが、大谷以上に「球界で貴重な選手はいない」として2年連続受賞の公算が大きいとしている。
議論を交わしているのは、鉄人カル・リプケンJr.氏の弟にあたるビル・リプケン氏とカルロス・ペーニャ氏。前者は1980年代後半から90年代前半にかけてオリオールズで活躍、後者は通算286本塁打を放っている。リプケン氏は投打に秀でた数字を残す大谷の存在が「ある意味不公平」とし、連続MVP受賞が極めて高い理由を説明した。
リプケン氏は大谷が投手で20先発、怪我なく過ごせば30本塁打は打つとし「これ以上に球界で貴重な選手はいない」と主張。MVP投票権のある記者が大谷の名前を書くことに飽きない限り「MVPに選ばれ続ける」とし、「投手と打者、それぞれ並の成績でも、他の誰よりも上と見なされるはず」と述べた。
ペーニャ氏はリプケン氏の意見に“異論”はないとし、昨季本塁打王のブラディミール・ゲレーロJr.内野手に同情する。昨年の数字から10%差し引いても「ア・リーグの誰よりも上だった」と語ったが、リプケン氏は「(ゲレーロJr.は)去年選ばれなかったのだから、オオタニが今年も二刀流をやったら、ゲレーロJr.が獲るのはかなり難しいでしょうね」と返していた。
(Full-Count編集部)