西武、延長12回スコアレスで10日ぶり白星ならず 辻監督「もうちょっとというところ」

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

先発した隅田が6回2/3を4安打無失点と好投

■西武 0ー0 ソフトバンク(9日・ベルーナドーム)

 西武は9日、本拠地・ベルーナドームで行われたソフトバンク戦で今季初の引き分け。8連敗こそ阻止したものの、延長12回、4時間2分の熱戦もスコアレスドローに終わり、3月30日の日本ハム戦以来の白星とはならなかった。

 辻監督は「もちろん勝ちたかったですけどね。お客さんも入ってくれているので、勝ち試合を見せたかったが、一生懸命やっている姿を見せられたし、12回までピッチャーがよく踏ん張ったというところでしょう」と振り返ると、なかなか得点を奪えない試合が続くことに「まだ開幕から12試合。調子がいいやつも悪いやつもいる。もうちょっとというところ」と前を向いた。

 山川や森を故障で欠く打線は、ソフトバンク先発・東浜の前に7回途中までわずか2安打で得点を奪えず。その後もソフトバンク投手陣に苦しみ、散発4安打に封じられた。三塁を踏めなかったが「これはお互い様。必死にやっているわけで、誰1人手を抜いているわけではない。素晴らしい投手戦だった」と投手陣を称えた。

 ドラフト1位の隅田知一郎投手が先発して6回2/3を投げ4安打無失点と好投。さらに平良海馬投手らがつなぎ、7投手で零封リレーを完成させた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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