顔面襲った死球が「危険すぎる」 両軍総出、乱闘寸前の事態に「もうたくさんだ」
メッツ指揮官「制球力がないなら投げさせるべきではない」
■メッツ 7ー3 ナショナルズ(日本時間9日・ワシントン)
メッツのフランシスコ・リンドーア内野手が8日(日本時間9日)、敵地でのナショナルズ戦でフェイスガードに当たる死球を受けた。メッツのバック・ショーウォルター監督が激怒した他、両軍選手がベンチを飛び出してもみ合うなど一触即発の状態に。顔面を襲った死球にファンは「危険すぎる」「これは残酷」と声を上げた。
身の毛がよだつ場面は5回無死二塁の場面だった。ナショナルズの右腕スティーブ・シーシェックが投じた88マイル(約141.6キロ)が左打席のリンドーアの顔面付近を襲い、フェイスガードを直撃した。MLB公式サイトによると、シーシェックを叱責しながらショーウォルター監督がベンチを飛び出すと、ベンチやブルペンから選手らが球場へ殺到。一触即発状態となり、球場は騒然とした。
記事によると、直後に交代したリンドーアは歯が欠けた可能性はあるが、レントゲン検査、脳震とう検査の結果、問題はなかった。シーシェックは謝罪したという。7日(同8日)の同カードでもメッツはナショナルズ投手陣から3つの死球を受け、ピート・アロンソは肩付近にボールを受け、唇を裂いた。ショーウォルター監督は「危険だ。制球力がないなら投げさせるべきではない」と憮然。ナショナルズのデーブ・マルティネス監督はわざとではないと主張している。
米メディア「ジョムボーイ・メディア」が公式ツイッターに動画を投稿するとファンは反応。「開幕から2試合連続で頭を狩るなんて。あってはならない」「バックとメッツは怒って当然。もうたくさんだ」「危険すぎる!」「全打者が顎ガードを着けるべき」「これは残酷」「これは酷いし危険だ」「これは怖い」と怒りの声を発していた。