まさかの借金「11」、阪神が巻き返すには? 名コーチが読み解くセ・リーグの戦局
2位の巨人はエース・菅野が不安要素「絶対的な投球がまだ見えてない」
2位の巨人は両リーグトップの19本塁打をマークするなど、強力打線が復活。吉川、坂本、4番の岡本和が好調で、中田翔や下位打線に座る丸ら、どこからでも点が取れるのが大きい。唯一の不安要素として挙げるのはエース・菅野だ。ここまで3試合に登板し2勝をマークしているが、「絶対的な投球がまだ見えていない」と、大黒柱の復調が必要不可欠と見ている。
昨季日本一に輝いたヤクルトは開幕3連勝と絶好のスタートを切り、ここまで3位とまずますの成績。だが、打率.343、4本塁打のサンタナが離脱し、奥川も1試合を投げたところで抹消。左腕・高橋がここまで3戦2勝、防御率0.84と一人立ちの気配を見せるが、小川、石川のベテラン勢が不調で「先発が心もとない。奥川の早期復帰と先発ローテを整備できるか」と連覇に必要なポイントを指摘した。
DeNAは新型コロナウイルスの感染者が続出。8日からの中日3連戦が中止と思わぬ事態となったが、「ソト、オースティンの不在が響いている。2年目の牧や宮崎らもいるが、打線で投手をカバーするチーム。両外国人の復帰が必要」。ベストオーダーをいつ組むことができるかが復調のポイントになりそうだ。