「僕はただ野球が楽しい」 ニコニコ笑顔の“火消し人”ロッテドラ3廣畑の強心臓
味方のミスでサヨナラ負けも「次打ってくれたら大丈夫」
プレー以外でも、自分の役割を考え続けている。6日の日本ハム戦では同点の9回にゲレーロが先頭打者に死球を与えた場面で登板。その後1死一、三塁から左翼線へ上がったフライを高部が判断に迷って捕球できず、サヨナラ負け。廣畑には黒星こそ付かなかったが、肩を落とす同級生に声をかけた。
「判断は難しいですし、年に何回もあるプレーじゃない。その日は『悔しかったよね。次打ってくれたら大丈夫だから』という話をしました。僕は新人ですけど、そういう話をできたりする仲ではあります。(高部は)守備ができない選手ではないので。彼なら絶対、次は上手くやってくれると思っています」
持ち前の明るさで、チームメートとコミュニケーションを深めてきた。「自分から雰囲気を作っていくというのをすごく大事にはしています。どういう声掛けができるのか。どういう表現をしたらいいのかなというのは常に気にしながらやっています」。プレーでもベンチでも、24歳のルーキー右腕が新しい刺激を入れていく。