台湾選手から“日本野球”の質問攻め 元ロッテ・チェンが伝えるNPBでの経験

台湾のキャンプはオフの度に自宅に帰ってリフレッシュ

 モンキーズのチームメートも日本の野球に興味津々。日本のキャンプや練習方法について質問されることが多いという。

「『日本だとキャンプでどんな練習しているんですか?』とよく聞かれます。今シーズンから日本人コーチが3名入ってきたので『日本人のコーチはどういう指導法なんですか?』という質問も受けます。『自分からいろいろ聞いてコミュニケーションを取るといいよ』とアドバイスしています」

 昨年7月に入団したチェンは今季、逆に台湾での春季キャンプを初めて経験。日本と最も異なった点は、オフの過ごし方だという。モンキーズのキャンプ地である南部の嘉義市から自宅がある北部の台北市までは車で移動できる距離のため、オフの度に家族に会いリフレッシュすることができたといい、充実したキャンプを送った。

 距離は離れても、心はいつも共にある。「日本と台湾、場所は違っても白球を使って勝負しているもの同士、これからも交流していけたら」。そんな願いを胸に、日本の仲間を愛する左腕は、故郷で2年目のシーズンに挑む。

(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)

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