亜大の“韋駄天4年生”、30年ぶりの1試合6盗塁を記録 チームで新記録の12盗塁
4年生の田中幹也は5打席で2安打3四球と全打席出塁
東都大学野球の春季リーグで、亜細亜大の田中幹也内野手(4年)が14日、神宮球場で行われた国学院大戦でリーグ最多記録に並ぶ1試合6盗塁をマークした。チームでも計12盗塁をマークし、リーグ新記録となった。
個人の1試合6盗塁は、1992年春に亜大戦で日大の真中満(元ヤクルト監督)がマークして以来、実に30年ぶり。チーム記録はこれまで2016年秋に亜大が記録した11盗塁だった。
「2番・遊撃」で出場した田中幹は5打席で2安打3四球と全打席で出塁。走りまくって大記録に並んだ。チームは13-4で大勝した。
東海大菅生時代から“忍者”と呼ばれるほどの俊足の持ち主。高校2年夏には甲子園4強の原動力となった。高い守備力も誇り、亜大進学後は1年から二塁のレギュラーで、1年生ながら大学侍ジャパン日本代表にも選出されたことのある注目の選手。広島・菊池涼介内野手を彷彿とさせる田中幹がネット裏で見つめるスカウト陣の評価をまた上げた。