なぜ1号の大谷翔平にカウボーイハット? エンゼルスの新たなHR儀式を同僚説明
マーシュが新本塁打儀式を説明「レンドンの出身地がテキサスだから」
■エンゼルス 9ー6 レンジャーズ(日本時間16日・アーリントン)
エンゼルス・大谷翔平投手が15日(日本時間16日)、敵地のレンジャーズ戦で待望の今季初本塁打を放った。開幕8試合31打席目での一発。自軍ベンチへ戻ると、チームメートから「カウボーイハット」を被せられて祝福された。
今シーズンのエンゼルスでは本塁打を打った打者にカウボーイハットを被せるパフォーマンスが行われている。昨季はパドレスがチームロゴが入ったスワッグチェーンをかけるのがブームとなったが、なぜ西海岸に本拠地を置くエンゼルスが“テキサス名物”を被るのか。ブランドン・マーシュに聞いた。
「単純にアンソニー(レンドン)の出身地がテキサスだからじゃないかな。本塁打を打った後に、彼はカウボーイの帽子を被っているんだよ」
31歳のレンドンはテキサス州ヒューストン出身。ライス大学まで地元ヒューストンで過ごした生粋の“テキサスっ子”だ。昨季は故障で58試合出場止まりだった主軸打者は12日(同13日)の本拠地・マーリンズ戦で今季初本塁打。チーム関係者が勢いづけようとカウボーイハットを被せたのが始まりのようだ。
この日、カウボーイハットを被った大谷は少し照れくさそうな表情を浮かべた。マーシュは「チームでたくさん被る機会があったらいいよね」と語った。エンゼルスの新たな本塁打儀式として定着するのだろうか。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)