先輩のトレードで「涙を堪えるのが…」 中日・京田陽太が名古屋を奔走した日
打てなくても「態度には出さない」…選手としてもがき苦しむ姿
迎えた2022年シーズンは、ともに厳しさに直面している。京田は遊撃のレギュラーとして出場を続けているが、打率1割台と低迷。加藤は4月から1軍に昇格したものの、まだ出番は回ってきていない。互いにプロとして1年でも長く刺激しあえる存在であることが、理想の関係に違いない。
結果が全ての酷な世界だからこそ、京田は人と人との繋がりを大切にしてきた。混じりっ気のない純粋さは、時に素直すぎる言動となって物議を醸すことも。ただ、もう若手と呼ばれる時期は過ぎた。選手会長として3年目。チームの中心にいなければいけない立場なのは分かっている。
立浪和義監督が就任し、生まれ変わったドラゴンズ。レギュラーとして使い続けてもらっているからこそ、打てなくても「態度には出さない」と決めている。何も変わっていないように見える快活さの裏には、選手として苦しみながら成長しようともがく姿がある。
(小西亮 / Ryo Konishi)