“争奪戦”になるかも…阪神左腕や広島の安打製造機、今季“国内FA権取得見込み”の選手

ロッテ・中村奨吾(左)と阪神・岩崎優【写真:荒川祐史】
ロッテ・中村奨吾(左)と阪神・岩崎優【写真:荒川祐史】

阪神・岩崎とロッテ・中村奨が今月、国内FA権の取得条件を満たした

 ロッテ・中村奨吾内野手が18日、国内FA権の取得条件を満たした。昨年まで4年連続で全試合に出場したチームの主将がこのオフにどんな決断をするのか注目されるが、ここでは今季中に国内FA権を新たに取得する見込みで、宣言した場合に争奪戦になりそうな選手を紹介する。(成績は全て17日現在)

 阪神・岩崎優投手は今月3日にFA権を得た。昨季は62登板で41ホールドをマーク。今季は開幕直後に抑えに転じ、4ホールド、2セーブ、防御率1.42をマークしている。

 中日・高橋周平内野手は昨年まで4年連続100安打以上をマークしたシュアな打撃が持ち味。今季は左足関節内反捻挫で出遅れたが、2軍戦に出場しており1軍復帰も近付いている。さらに今季先発に挑戦している岡田俊哉投手も、候補に入ってくる可能性がある。広島では西川龍馬外野手の取得が見込まれる。昨季144安打をマークしたヒットメーカーは今季もここまで打率.317をマークしている。 

 ヤクルトでは西浦直享内野手が取得見込み。2018年に138試合、昨年は92試合に出場して優勝に貢献するなど実績は十分。今季は高卒3年目の長岡秀樹の台頭もあり、2試合出場にとどまっている。

 ロッテでは中村奨の他に、田村龍弘捕手や岡大海外野手らが取得見込み。田村は2018年に全試合出場を果たしたが、以降は徐々に出場機会が減少。今季は高卒ドラ1・松川虎生の台頭もあり、ここまで1軍登録がない。オリックスでは大卒10年目の伏見寅威捕手が取得見込みとなっている。

 DeNAは三嶋一輝投手、桑原将志外野手が取得見込みだが、昨年オフに複数年契約を結んでいる。楽天・松井裕樹投手、ソフトバンク・武田翔太投手も同様だ。

【一覧】争奪戦になるかも? 2022年シーズンに国内FA権を取得見込みの選手

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