メジャーで流行りの新球種 大谷の元同僚を覚醒させた“スイーパー”とは?
投球分類サービスでは今季からカテゴリーにスイーパーが加わった
今季のメジャーリーグで“流行”している新球種がある。米ヤフースポーツが「“スイーパー”がMLB最新のピッチングの武器だ」と題して紹介。“スイーパー”はスライダーの一種で、平均的なスライダーよりも大きな弧を描く。
ドジャースとヤンキースが特に積極的に使用。それほど新しい球ではないがますます目立つようになり、意図的に使われるようになってきたという。投球分類サービス「ピッチ・インフォ」では、今季からスライダー、カーブ、カッターといった投球カテゴリーの1つにスイーパーが加わった。
「ピッチ・インフォ」を創設し、米野球分析専門サイト「ベースボール・プロスペクタス」の研究開発を監督しているハリー・パリディス氏は「変化量が違う。その名前が暗示するように、平凡なスライダーよりも文字通り大きな弧を描く。平凡なスライダーも変化するが、スイーパーと比べると数インチ変化量は少ない」と説明した。
パリディス氏によると、スイーパーは長年、米国と日本で打者をなぎ倒してきたという。ダルビッシュ有投手もこの球を活用してきた最も有名な選手の1人として挙げられた。