“不可解すぎる”アウト判定 退場処分に怒り心頭「二塁進塁は1秒も考えなかった」
二塁進塁の意思を巡り、オリオールズ監督と選手が退場処分を受けた
■アスレチックス 6ー4 オリオールズ(日本時間22日・オークランド)
オリオールズのブランドン・ハイド監督とトレイ・マンシーニ内野手が21日(日本時間22日)に敵地で行われたアスレチックス戦で退場処分を受けた。マンシーニが相手失策で一塁に出塁したと思いきや、駆け抜けた一塁に戻る前にタッチされてアウトに。この判定に抗議して退場となった。審判から二塁に向かう意思があったと説明されたというが、2人は否定している。
4回2死からマンシーニが放った強い打球はマウンドに当たって角度を変え、二塁方向へ。捕球した二塁手が一塁へ悪送球し、ボールはファウルゾーンに転がった。一塁を駆け抜けたマンシーニはゆっくりと戻ろうとしたが、一塁カバーに回ってボールを拾った捕手にタッチされるとアウトと判定された。これにハイド監督、マンシーニともに激高。強く一塁審判に抗議した結果、退場を宣告された。
MLB公式でオリオールズ番を務めるザカリー・シルバー記者は自身のツイッターに2人のコメントを投稿。マンシーニは「二塁を狙おうだなんて1秒も考えなかった。ベースに戻っただけ。二塁進塁が頭にあったらベースに早く戻ろうとしていただろう。とても驚いしたし、信じられなかった。審判への言葉については謝罪したいが、判定には納得していない」と語った。ハイド監督も「私にはトレイが二塁を狙っていたようには見えなかった。実際に確認したが、二塁に行こうとする意思はなかったというのが我々の見解」と述べたという。
アスレチックスの地元放送局「NBCスポーツ・カリフォルニア」は「判定があのような形となって私としては嬉しい。しかし、あれがいい判定だったとは思いません。彼は二塁に行くことを考えていたと思いますか? 答えはノーです」と伝えた。