データで見る佐々木朗希の“超人的投球” 現実離れの「K/9」16.26と「K/BB」28.00
佐々木朗希はここまで31回を投げて56奪三振、2与四球
「パ・リーグ インサイト」が今季から実施している新企画「Monday パ」では、4月第3月曜日に「奪三振シーン」を特集。圧倒的な投球を続けているロッテ・佐々木朗希投手が、“超人的ペース”で三振を奪っていることを伝えている。
佐々木朗はここまで4試合に登板して2勝0敗、防御率1.16。計31回を投げて56三振を奪っている。完全試合を達成した10日のオリックス戦では、歴代記録を大きく更新した「13者連続奪三振」を含む計19奪三振。続く17日の日本ハム戦でも8回パーフェクトで14奪三振。2試合連続の無双投球で球界を震撼させている。
56奪三振はパ・リーグ断トツ。ソフトバンク・千賀滉大投手が39奪三振で2位、オリックス・山本由伸投手が33奪三振で3位となっている。「セイバーメトリクス」で見ても佐々木朗の数字は突出。投手の奪三振数を9イニング平均で表す指標「K/9」は16.26で、規定投球回に到達している投手では圧倒的1位だ。「K/9」の平均値は7.60前後とされており、その凄さが分かる。
奪三振数÷与四球数で表される指標「K/BB」も断トツの28.0をマーク。これは一般に評価される3.5を大きく上回る。56三振を奪う一方で、与四球は僅かに2。この数字からは、160キロを超える速球をコントロールする能力も高いことが分かる。まだシーズンは始まったばかり。今後の投球に注目が集まる。
(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)