150キロ超で変化の幅は45センチ CY賞右腕の“無双コンビ”は「どうやって打つんだ」
ブルワーズのバーンズが投じたツーシームとカットボールが驚異的
■ジャイアンツ 4ー2 ブルワーズ(日本時間26日・ミルウォーキー)
昨季のサイ・ヤング賞投手であるブルワーズのコービン・バーンズ投手が25日(日本時間26日)、本拠地でのジャイアンツ戦に先発し、7回途中2安打無失点11奪三振と好投した。白星こそつかなかったものの、この投球で見せた衝撃的な左右のコンビネーションにファンは「どうやって打つんだ」と愕然としていた。
昨季107勝をマークしたジャイアンツ打線にわずか2安打しか許さず、11三振でねじ伏せたバーンズ。光ったのが右打者に食い込むツーシームと、逃げていくカットボールのコンビネーション。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏がツイッターでこの2球種を比較した動画をアップすると、その軌道の違いがファンの度肝を抜いた。
エストラーダに投じたツーシームは水平方向に14インチ(約35.6センチ)変化し、カットボールは逆の方向に4インチ(約10.2センチ)変化。150キロを超えるボールが途中まで同じような軌道を描きながら、真逆に45センチ以上の幅で変化しており、ファンは「えげつない」「オーマイガー。笑っちゃったよ」「こんなの人間はどうやって打つんだ」「打つのは不可能」「途中まで一緒じゃん」との声をあげていた。