“1日限定”も「再契約あるんじゃないかな」 43歳G.G.佐藤、猛打ショーにご満悦

神奈川フューチャードリームス戦に「1番・DH」でスタメン出場したG.G.佐藤【写真:宮脇広久】
神奈川フューチャードリームス戦に「1番・DH」でスタメン出場したG.G.佐藤【写真:宮脇広久】

BC・埼玉武蔵と1日限定契約、4打数3安打1打点の活躍を見せた

 NPBを目指す若い選手たちも、刺激とヒントを得たに違いない。かつて西武やロッテなどで強打の外野手として活躍し、独立リーグのルートインBCリーグ・埼玉武蔵ヒートベアーズと1日限定契約を結んだG.G.佐藤(本名・佐藤隆彦)が29日、千葉・浦安市運動公園野球場で行われた神奈川フューチャードリームス戦に「1番・DH」でスタメン出場。4打数3安打1打点と打棒を振るった。引退から8年、今年8月に44歳となる男が現役時代さながらの打撃を披露した。

 BCリーグは毎年NPBへ人材を輩出しており、レベルは決して低くない。それでもG.G.佐藤の貫禄は桁違いだった。試合終了後、「打撃技術というのは忘れないものですね。自転車の乗り方と同じです」と胸を張った。

 初回の第1打席はカウント1-2から、どん詰まりながら中前に落ちるポテンヒット。2回の第2打席は三ゴロだったが、相手の送球ミスで一塁に生きた。4回の第3打席では、会心の当たりで左翼線を破るヒットを放った。ただし、技術はともかく体力の衰えは隠せない。本来なら二塁打となるはずの打球だったが、大事を取って一塁ストップ。肉離れなどを防ぐため、両ふくらはぎは何重ものテーピングで固められていた。

 圧巻は1点ビハインドで迎えた、5回1死一塁での第4打席だ。相手ベンチはこの勝負所で、かつて日本ハム、巨人で活躍し、現在神奈川の投手兼コーチを務める左腕・乾真大をマウンドへ送った。G.G.佐藤は投球練習の段階で「キレがいい」と感じていたが、初球からタイミングを合わせ、外角低めの速球を一閃した。

 打球はバックスクリーンへ向かって舞い上がり、本人も「もしかしたら入るかも」と思った当たりだったが、中堅手の頭上を越えフェンスの手前に落ちた。今度はジョギング程度でも悠々二塁に到達し、同点タイムリー二塁打となった。代走を送られ、ベンチ前でナイン総出の出迎えを受けた。

「あのセリフを行ってみたかった。もう1度、G.G.佐藤に戻ります」

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