巨人菅野は「今がリフレッシュのチャンス」 エース不在も専門家が期待する理由とは?

初登板となった巨人・菊地大稀【写真:荒川祐史】
初登板となった巨人・菊地大稀【写真:荒川祐史】

支配下に昇格し即登板となった菊地は最速154キロをマーク「楽しみな投手がまた一人出てきた」

 ここまで6試合に登板し3勝3敗、防御率3.78。クオリティスタート(QS)は4度達成していたが「まだ絶対的な菅野ではない」と分析。開幕から1か月が過ぎ、疲れが出てくる時期だが幸いチームはドラフト3位ルーキー・赤星、山崎(現在は抹消)、堀田ら若手投手が存在感を見せている。

 それだけに「若手がどんどん出てくる状況なので、今がリフレッシュするチャンスと言えるかもしれない。シーズンが佳境に入ってきたところには必ず“好調の菅野”が必要不可欠になります」と指摘する。

 この日も支配下に昇格し即登板となった菊地が2番手で登板し2回無失点の好投。最速154キロの直球と鋭いスライダーを武器に堂々たる投球を見せ「腕の振りも素晴らしかったし、何より持っているボールがいい。巨人にとっても楽しみな投手がまた一人出てきた。首脳陣の考えもあるが先発としても面白い存在です」と高評価だ。

 昨季は自己最少の6勝に終わるなど、不本意なシーズンを送ったがチームの大黒柱は菅野。悲願の日本一に向け、必要なピースであることは間違いない。エースが復帰するまで“ヤングジャイアンツ”たちがどこまで踏ん張れるか注目だ。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY