巨人の女子チームが全国から選手募集 対象は18歳以上、来年から本格的に活動

巨人女子チームに入団した島野愛友利【写真:川村虎大】
巨人女子チームに入団した島野愛友利【写真:川村虎大】

昨年12月に発足 NPBでは西武、阪神に続いて3球団目

 関心が高まる女子野球の動きが活発になっている。巨人は来年から本格的に活動する女子硬式野球チームの選手募集を始める。1次選考はデジタルセレクションで、全国からメンバーを募っている。

 巨人の女子チームは昨年12月に創設され、NPB傘下では西武、阪神に続いて3球団目となる。来年からの本格活動へ向け、18歳以上を対象に選手を募集する。選考は、現在クラブチームに所属している選手と、所属していない選手の2回に分けられる。

 1次選考は、球団ホームページに自身のプレー動画を送る「デジタルセレクション」で、チームに所属していない選手の応募期間は5月23日から31日までとなっている。通過者には8月30日に実技試験が行われる。チームに所属している選手は9月1日から5日が1次選考の応募期間、10月4日が2次選考となる。

 巨人の女子チームでは、すでに3月に高校や大学を卒業した4人が1期生として練習している。そのうちの1人で、昨夏の全国高校女子硬式選手権で優勝投手となった神戸弘陵高出身の島野愛友利投手は「セレクションが始まるとのことで、私自身も身が引き締まる思いです。来季からジャイアンツ女子チームとして一緒にプレーするのが楽しみです」とコメントした。

 巨人によると、ここ数年で女子野球の競技人口は6000人以上増えている。昨夏は、全国高校女子硬式選手権の決勝が初めて男子と同じ甲子園で開催された。さらに今春はセンバツ決勝の舞台が初めて東京ドームとなった。NPB傘下チームが、女子選手の憧れになれば、競技人口のさらなる増加へとつながる。

(Full-Count編集部)

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