“ダルのトレード相手”が移籍を直訴 かつての有望株も不振「コーチに同意できない」
レンジャーズのカルフーンはロースター削減の措置でマイナーに降格
レンジャーズのウィリー・カルフーン外野手がトレードを“直訴”した。ロースター削減の措置としてマイナーに降格。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」はカルフーンが「本当にトレードしてもらいたい。レンジャーズのユニホームでもう一度プレーするかわからない。それを球団には伝えたよ」と話したことを伝えている。
かつて球界でもトップ100に入る有望株で、2017年7月にダルビッシュ有投手との交換トレードでレンジャーズ入りした。2019年の活躍でレギュラーの道を進んでいたようだったが、同サイトは「それ以来、幾つもの怪我が彼を低迷させる大きな要因となった」。2020年のオープン戦で顔面死球を受け顎を骨折し、2021年6月には死球を受け前腕を骨折して3か月間の離脱を強いられている。
カルフーンが抱える球団との問題は長い間積み重ねっているのは明らかで、「(他球団に移籍して)景色をかえる必要があると思う」と語っている。また「新しいコーチたちの打撃に関する考え方に同意できない部分もある。与えられる情報をあまり頭の中でプロセスできていない」と新加入した打撃コーチ陣との意見の相違もあったようだ。
カルフーンはトレードを望んでいるものの、サービスタイムの面でレンジャーズが2024年シーズン終了時まで保有権を持っている。レンジャーズのクリス・ヤングGMは「ウィリーが(パフォーマンスの面で)前進できるようにさせてあげたいと思っている。もし彼が試合に出てハイレベルなプレーができれば、今後彼にはチャンスが生まれる」と言った。
この発言は、トレードの可能性を排除していない。「カルフーンにとっての次の“チャンス”は、別の球団でプレーすることで訪れるということになり得るからだ」ど同サイト。今季打率.136にとどまる27歳は、どんな道を歩むのだろうか。
(Full-Count編集部)