大谷翔平を申告敬遠 “作戦成功”に敵将納得顔「一塁空いていたから。上手くいった」
5回1死二、三塁から大谷との勝負を避け、満塁でレンドンを遊ゴロ併殺に打ち取った
■エンゼルス 3ー0 ナショナルズ(日本時間7日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が6日(日本時間7日)、本拠地で行われたナショナルズ戦に「3番・DH」で先発出場し、2試合ぶりの無安打に終わった。5回1死二、三塁では申告敬遠で勝負を避けられたが、ナショナルズのデーブ・マルティネス監督が試合後、この場面について語った。
「私たちはオオタニを(申告敬遠で)歩かせた。アンソニー(レンドン)とのマッチアップが良かったから。ダブルプレーも取れたし、上手くいったよ」
大谷を歩かせて満塁とし、次打者のレンドンは遊ゴロ併殺打。ナショナルズは狙い通りに切り抜けた。「試合で起こっていることを見て、一塁が空いていたから、オオタニを歩かせた。アンソニーとの対戦を見たかった。彼もいい打者だからね」と振り返った。
先発した23歳右腕ジョアン・アドンは5回3失点。6三振を奪った一方で5四球を与えた。指揮官は「彼はいいピッチングをしていたと思う。四球を除けばね。2、3の四球が失点に繋がってしまった。彼は非常によくやった。タフな打線だからね。将来の殿堂入り選手も相手にしないといけない。彼はいい投球をしていたと思う」と及第点を与えた。
大谷との対戦は二ゴロ、空振り三振、申告敬遠だったアドンは「彼は素晴らしい打者だ。だからゾーンを攻めていこうと思った。ボール先行にならないように気をつけた。彼のような打者を相手にカウントが不利になると痛手になるからね。ストライク先行でいけるように意識していたよ」と話した。