ライン上の打球が「ファウル」に…“誤審疑惑”に指揮官怒り「機構に確認する」
カブスのロス監督も疑問視「機構に連絡を取って確認する」
■ドジャース 6ー2 カブス(日本時間8日・シカゴ・ダブルヘッダー2試合目)
カブスが7日(日本時間8日)に本拠地で行われたドジャースとのダブルヘッダー第2試合での判定に、大きな疑問を持っていると報じられている。地元放送局「マーキ―スポーツ・ネットワーク」が報じたもの。ライン上への打球がファウルと判定され、ビデオ判定でも覆らず。指揮官も「間違いなく疑問を抱いている」と公言するほどの“誤審”騒ぎに発展しようとしている。
1-4とカブスが3点を追う4回の攻撃、1死走者なしからヤン・ゴームズの打球は右翼線へ上がった。ドジャースの右翼手ムーキー・ベッツがこの打球を追い、捕球できず、ライン上へ落ちたように見えたものの判定はファウル。ゴームズは打ち直しとなり、右飛に倒れた。「マーキ―スポーツ」はフェアだったら「少なくとも二塁打になっていただろう」と指摘し、「リプレーを見る限り、ボールはフェンスにぶつかる前に地面についているように見える」と続ける。
デビッド・ロス監督も「私は熟練のリプレー班を信頼している。他のみんなと同じように、私がスコアボードで見た角度からは、ラインに当たって跳ねたように見えた。私は絶対にMLB機構に連絡を取って、なにが起こったのか確認するつもりだ。見た限り、間違いなく疑問を抱いているよ」とリーグとの“抗争”さえ辞さないつもりだ。
「マーキ―スポーツ」が「これがファウルと判定された」としてツイッターで公開した動画には、ファンから「ライン上だからフェア」「そんなバカな!」「信じられないぐらい酷い判定」とコメントが殺到。そもそも、ファウルラインのすぐそばまでスタンドが迫るリグレーフィールドのこのエリアには、ファウルグラウンドがほぼない。指揮官もカンカンの判定は、どんな結末となるのか。