大谷翔平は「投げたいコースに球が行っている」 今季4連勝へ指揮官語る“進化”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

「3番・投手兼DH」で出場、昨季から直球の平均球速は2.5キロアップ

■エンゼルス ー レイズ(日本時間12日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日・試合開始8時7分)、本拠地でのレイズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場する。今季6試合目の登板で4勝目とメジャー通算100号本塁打に期待がかかる。試合前にジョー・マドン監督が取材に応じ、好投が続いている要因について「直球の制球力。彼が投げたいコースにボールが行っている」と語った。

 大谷は前回登板5日(同6日)のレッドソックス戦で今季最長7回6安打無失点。11三振を奪う力投で3勝目(2敗)を挙げた。打っても2安打1打点。ベーブ・ルースもマウンドに立ったフェンウェイパークで投打の活躍を見せた。4月20日(同21日)のアストロズ戦から4連勝を狙う。

 MLBスタッツによると、昨季95.6マイル(約153.9キロ)だった直球の平均球速は、97.2マイル(約156.4キロ)にアップ。空振りの奪取率も20.8%から25.8%に改善している。指揮官も「直球の制球力がよければ、他のこともよりうまくいく。去年はそういうのが続いていた時があった」と語る。

 この日も、降板後にDHとして出場が続けられる“大谷ルール”を適用。9日(同10日)には、新ルール導入に道筋をつけたレイズのケビン・キャッシュ監督が「まずい考えだったよ」と思わず本音を漏らしたことも話題になったが、マドン監督は「球界にとってはいいこと」とあらためて強調。「他の監督たちがどう思うかはわからないが、間違いなく(大谷ルールを)好まない人もいるだろう」と語った。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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