大谷翔平、20連戦ラストで疲れも「踏ん張りどころ」 6回1失点に頷く「粘れた」
2回に先制ソロを浴びるも最少失点にまとめる粘りの投球光る
■レイズ 4ー2 エンゼルス(日本時間12日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地でのレイズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、6回5奪三振2安打1失点と好投した。リードを許しての降板となったが、味方打線が8回に追いついて黒星はつかず。20連戦の最後の試合で疲れがありながらも粘投し、「体的にももちろんフレッシュな状態でないですし、踏ん張りどころかなと思って投げてました」と話した。
大谷は2回2死からキアマイアーに甘く入ったスプリットを右中間ソロとされて先取点を献上。しかし、その後は粘りの投球が光った。3回は1死から2者連続四球でピンチを招いたものの、フランコ、崔志萬の中軸を抑えた。5回2死二塁ではディアスを力のない二ゴロに。6回にはカーブで2者連続三振を奪ってみせた。最速は99.2マイル(約159.6キロ)をマーク。防御率2.78となった。
自身4連勝こそならなかったが、2試合連続で今季3度目のクオリティスタート(QS)。「球速的にもそんなに調子がいいっていう感じではなかったので、その割には粘れた」とうなずいた。速球のスピードがそこまで出ず、スプリットも抜群とはいえない中で試行錯誤。「(スプリットは)できれば投げ続けながら修正したかったですけど、うちの攻撃が僕も含めてチャンスをつくれなかったので、間違いが起きないような球種を選びながら投げていました」と振り返った。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)