現役女子大生が追及する「見せる野球」 SNSがざわついた豪快スイング誕生秘話
体験会で掛けられた監督の言葉で取り戻したスイングへの自信
「監督に打撃を評価してもらって自信がつきました。『豪快なスイングが魅力なんだから、ひたすら飛ばせ』と久しぶりに言われて、思い切りスイングしてもいいんだと救われました」
女子硬式野球クラブチーム「東京BRILLIANT」(現在活動休止中)の監督にトレードマークのフルスイングを認められ、バットを振る喜びを取り戻した。ほさかさんはチームに入団し、再び野球のある日常を送ることになった。そして、野球の楽しみや女子野球を知ってもらいたい気持ちが強くなった。プロ野球選手を夢見た中学、高校時代とは違って競技者としては一線を退いたからこそ、新しい思いが芽生えていた。
「今までは結果を出したくてバットを振っていましたが、見せ方を意識するようになりました。中田翔選手のように空振りで歓声が上がるスイングを見せたい。1つの作品になるような選手になりたいと思っています。見せる野球で女子野球を広める方法があってもいいんじゃないのかなと考えています」
どん欲に結果を追い求めるスタイルから「見せる野球」へ。現役大学生の野球女子ほさかさんは、特徴を生かした情報発信で女子野球の認知度を上げ、裾野を広げようとしている。