中日・根尾の打撃は「立浪監督も使いたくなる」 名コーチが絶賛した“打席での変化”

15日の巨人戦で2安打を放った中日・根尾昂【写真:荒川祐史】
15日の巨人戦で2安打を放った中日・根尾昂【写真:荒川祐史】

根尾は巨人戦で今季初のマルチ安打と初打点を記録

■中日 9ー3 巨人(15日・東京ドーム)

 中日の根尾昂外野手が15日、東京ドームで行われた巨人戦に「7番・右翼」でスタメン出場。5打数2安打2打点と今季初のマルチ安打をマークし存在感を見せた。オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「この打撃を続ければ試合に出続けることはできる」と、レギュラー定着に太鼓判を押している。

 根尾が3試合連続スタメン起用に応えた。1点を先制した2回、無死一、三塁で迎えた第1打席で左前適時打を放ち、今季初打点。4点リードした3回には1死一、三塁から右前タイムリーを放ち、チームの大勝に貢献した。

 バットを一握り短く持ち、ともに直球を打ち損じることなく広角に運んだ打撃に、新井氏は「いい感じで力むことなく、コースに対して素直にスイングした。打つべき球をしっかりと捉えて内容も素晴らしかった」と絶賛した。

 2018年のドラフトでは4球団から1位指名を受け、鳴り物入りで中日入団も、ここまでは結果を残せず1軍に定着することはできなかった。新井氏はソフトバンクの2軍打撃コーチを務めていた2019、20年に2軍で苦しむ根尾を見ている。当時の印象は「バットは振れるが、良いコンタクトをしようという意識はなかったように見えた。2年間で変化を感じなかった」という。

「考えて決めごとを持って打席に入っていけるかどうか」

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