ユニホームに社名ロゴ 花巻東と地元企業が手を組んだ“画期的”取り組みの狙い
学生スポーツ界のモデルケースになり得る存在
地域密着と地方創生。
花巻東女子硬式野球部という単体での取り組みではあるが、今回の試みにはそれらの言葉が浮かぶ。学生スポーツ界の新たなモデルケースになり得る可能性が十分にありそうだ。創部から指揮を執る三鬼賢常監督は言う。
「部員13人でスタートした女子硬式野球部。今年は新たに26人が加わり、今では計71人の大所帯になりました。今回のサポート体制に感謝しながら、日本一を狙っていくチームにしていかなければいけないと強く思っています」
萩原日和主将にも同じような思いがある。
「多くの支えがあって、私たちは野球ができています。そのことに感謝し、これからも地域のみなさんに明るい話題を届けられるように頑張りたい」
地域の学生を応援したいという純粋な気持ち。そして、岩手県全体が盛り上がってほしいという願い。谷村社長の心のど真ん中にあるそれらの思いは、チームの大きなエネルギーになっていく。花巻東女子硬式野球部に吹く新たな風。そこには、未来へつながる希望が溢れている。