ロボット審判、3Aでも導入進む 体験した2016年MVPも指摘する課題は“明確な基準”
米記者見解、メジャーでの導入は早くても2024年?
問題なのは、ボールのどこか一部だけでもゾーンにかすればストライクと判定されること。ブライアントは「ストライクになるためには、ボールの何%以上がゾーンを通らないといけない、というようなものがあってほしい。ただコーナーをかすっただけだと、それはグレーなエリアだ。投手としては『もしかしたらストライクかも?』という感じだし、打者としても『私も分からないな』という感じだ」と感想を口にした。
球審のブレナン・ミラーは、イアピースを通してボールストライクの判定を受け取り、それを通常通りコール。実況のスホン氏は「驚くほどストライクゾーンから外れた球がストライクと判定されたことはなかったし、ど真ん中の球がボールと判定されたこともなかった。バウンドしてストライクゾーンに入った球でストライクと判定されたものもなかった」とした。
一方、スホン氏は自身のツイッターで「ギリギリの判定に選手たちは怒っていたか? もちろん。それは普通のことだ」と指摘。2球目がボールゾーンに外れている分布表とともに「これは9回のアラン・トレホの打席だ。ストライクゾーンの縁をミリメートル入った2球目がストライクと判定された。私は本能的にボールと中継で言ってしまい、訂正しなければいけなかった」と声をあげた。
ジ・アスレチックのジェイソン・スターク記者は、ABSがメジャーで導入されるのは早くて2024年だろうという見解を示している。障害をクリアし、メジャーの舞台でお披露目される日は来るのだろうか。
(Full-Count編集部)