即戦力期待も故障者3人…ドラ1ルーキーの“明暗” 開幕2か月、大勢&松川は大飛躍

巨人・大勢(左)、ロッテ・松川虎生【写真:川村虎大】
巨人・大勢(左)、ロッテ・松川虎生【写真:川村虎大】

大勢はリーグ1位の16セーブ、松川は史上3人目の高卒新人捕手で開幕スタメン

 プロ野球の2022年シーズンは開幕から約2か月が経過し、交流戦前のリーグ戦を終えた。各球団40試合以上を消化した中で、昨年10月のドラフト会議で1位指名された選手はどんなパフォーマンスを見せたのか。12人の現在地を検証する。

 最も目覚ましい活躍を見せたのが巨人・大勢投手だ。関西国際大から入団した右腕は19登板で1勝1敗16セーブ、1ホールド、防御率2.41。ヤクルトのマクガフに3差を付けてセーブ数でリーグトップをいく。

 右横手から最速159キロの速球やフォークでねじ伏せる。新人では史上2人目の開幕戦セーブをあげると、史上初となる初登板から7試合連続セーブをマークした。

 パ・リーグでは市立和歌山高から入団した松川虎生捕手が高卒1年目とは思えぬ存在感を発揮した、肩、キャッチング、リードいずれにも秀でた18歳は高卒新人捕手では史上3人目の開幕スタメンを果たすなど26試合に出場。佐々木朗希登板の試合は全て先発マスクを被り、4月10日オリックス戦での完全試合にも大きく貢献した。

西武・隅田のQS率は75%、大卒3人と高卒5人は1軍未経験

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