大谷翔平は「本塁打王の可能性ある」 米国の番記者が断言、6月猛チャージの予感あり
本塁打減は飛ばないボールの影響を指摘も「しっかりボールを捉えるかどうか」
「おそらく一部で影響していると思います。私もショウヘイにそのことを質問しました。飛ばないボールについて質問をすると『YES』という感じでした。他の選手同様、飛ばないボールの影響を感じているのかもしれません。彼のような選手は、特にそう(ボールが飛ばないと)感じていることでしょう。超特大の一発を放つことに慣れてはいますが、今年はあまり多く見られないかもしれません。それでも彼は優れた大砲。しっかりボールを捉えるかどうかの問題でしょう」
昨季は6月に自己最多の月間13本塁打を放ち、7月も9本塁打をマーク。本塁打ランキングを駆け上がった。ブラム記者はアーチ量産の再現、本塁打王を期待している。
「本塁打王になる可能性はあると思います。トラウトが後ろに控えているのは、相手投手からすれば勝負を避けられないようになります。今年は四球率が大幅に下がっていますが、“理論上”では(打席に立てば)ストライクが昨年よりかなり多くなっているのでしょう。なのでスイングを正しい方向に持っていき、今後も変わらずストライクを投げてもらえれば、本塁打を量産しない方が難しいでしょう。まずスイングを修正するのが先決ですね。彼なら本塁打王のタイトルをとる力はあると思います」
打者・大谷はここから猛チャージとなるか。
○著者プロフィール
小谷真弥(こたに・まさや)1983年、大阪・大阪狭山市生まれ。埼玉・東松山市育ち。明大明治高、明大野球部を経て2006年報知新聞社に入社。地方部(富山・石川)を経て2009年に運動第一部(野球部)へ異動。2009年ロッテ、2010、11年横浜、2012年から巨人、2015年から日本ハム、2017年からメジャー担当。2019年2月からFull-Count編集部に所属。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)