元ハム谷口雄也氏が東京Dや鎌ケ谷を訪問 “懐かしの人”との思わぬ再会も
初の関東出張で東京Dや鎌ケ谷スタジアムを訪れた
11年間日本ハムでプレーし、2021年シーズンをもって現役引退した谷口雄也さんが球団職員としてセカンドキャリアを歩み出した。2023年に開業する「北海道ボールパーク Fビレッジ」誕生までの軌跡を綴る。今回が第4回。
◇◇◇◇◇◇◇
入社して、もう少しで半年が経ちます。2023年に開業する「ES CON FIELD HOKKAIDO」のPRはもちろんのこと、シリーズイベントの企画や子どもたちに野球を指導するアカデミー業務で道内の各地へ行くなど、社会人生活も軌道に乗り、毎日が充実しています。4月末にファイターズの東京ドーム開催試合もあり、職員になって初めて関東へ出張に行ってきました。
まずは東京ドーム。プロ初出場、初安打を記録した思い出もある球場は、平日にもかかわらずファイターズファンでいっぱい。コンコースを歩いていると、関東在住のファイターズファンの方にたくさん声をかけてもらいました。入団当初から応援していただいた方などにもお会いでき、懐かしく感じました。
ファイターズのファーム施設がある鎌ケ谷スタジアムにも行ってきました。11年間、選手として汗を流した場所に、チノパンにチームウエアのポロシャツ姿で立つという……。特別思うことはなかったですが、なんだかうまく表現できないもどかしさが……(笑)。当日のBOSS組(ファーム)は練習日。「遊びに来たの?」とスタッフさんや後輩選手にもしっかりイジられながらも、選手への取材などまじめに仕事をして、約5か月ぶりでしたがなんだか懐かしい気分になりました。
いよいよ本題です。関東に出張した理由はこの連載をしている「パ・リーグインサイト」の会社でもあるPLM(パシフィックリーグマーケティング株式会社)へ、挨拶も兼ねての訪問です。「PLM」はスポーツビジネスや放映権や配信権の管理などを行っているパ・リーグ6球団の共同出資会社で、その中でも一番注目されるのはインターネット映像配信です。