年俸7.8億円ダウンで火が付いた? 未勝利でエ軍退団の左腕、新天地で華麗なる復活

パイレーツのホセ・キンタナ【写真:ロイター】
パイレーツのホセ・キンタナ【写真:ロイター】

パイレーツのホセ・キンタナは9試合に登板して防御率2.15

 元エンゼルスのホセ・キンタナ投手が、新天地のパイレーツで華麗な復活を遂げている。MLB公式サイトがその活躍に注目。トレード期限に他球団が欲しがる可能性がある存在として評価が急上昇している。

 2017年のジャスティン・バーランダー(タイガース→アストロズ)、2021年のマックス・シャーザー(ナショナルズ→ドジャース)を筆頭に、毎年のようにトレード期限を前に大物先発投手が強豪球団に移籍している。

 そんな中、1年200万ドル(約2億6000万円)でパイレーツへ移籍したキンタナを「ベリーグッド」と評価。昨年は101敗で3年連続地区最下位に沈み、今年も勝率.438と苦戦する球団において、9試合に先発して46投球回、防御率2.15、WHIP1.17と力投を続けている。「効果的なチェンジアップのおかげによるところもある」としている。

 チェンジアップの被打率は.227、被長打率.295。まだ早いシーズン序盤ながら「彼は2016年に球宴にも選出されたホワイトソックス時代以降では最高のシーズンを送るペースで投げている」とされている。

 2012年にホワイトソックスでデビューしたキンタナは、4年連続2桁勝利をマーク。2020年オフにカブスをFAとなり、1年800万ドル(約10億4000万円)でエンゼルス入りした。先発の一角として期待されながらも、5月末に左肩の炎症で負傷者リスト入りするなど24登板(10先発)で0勝3敗、防御率6.75と振るわず、8月にジャイアンツへウエーバー移籍。今季パイレーツに加入していた。

(Full-Count編集部)

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