“女子高生デー”が進化…担当者が語る「タカガール・デー」の楽しみ方と意義
3年ぶりに満員のドームで「もっと!タカ鳴る」非日常の提供を
シーズン中に開催される企画として、多くの球団ですっかり定番となった女性ファン層の拡大を目的としたガールズイベント。その先駆けとなるのが、今回紹介するソフトバンクの「タカガール・デー」だ。
タカガール・デーの前身となるイベント「女子高生デー」が始まったのが2006年。野球とは最も縁遠いとされていた世代を狙ったイベントを開催。来場した女性全員にピンクをテーマカラーにした限定のユニホームをプレゼントしたのが始まりだった。より幅広い層にアプローチするため2014年に現在の「タカガール・デー」にイベント名を変更。2017年の開催では初めて女性だけで来場者数3万人を超えるなど、球界の常識を変えた一大イベントだ。
今年は6月11、12両日に開催。タカガールユニホームのプレゼントだけではない、イベントの見どころなどについて企画を担当する。球団イベント企画課の八木彩さんに話を聞いた。イベント主担当を任されて今年で3年目。過去2年はコロナ禍での動員制限があり、イベントにも制限がある中での実施を余儀なくされた。
八木さん:制限が緩和された3年ぶりのタカガール・デーに何を期待されているのか、何を楽しみにされているのか、日々悩みながら、そして楽しみながら進行しています。3年ぶりに満員となったドームでタカガール・デーを迎えることを目指しておりますが、お客様に安心して観戦いただく環境を提供すると同時に、タカガール・デーでしか味わえないエンターテインメントをお楽しみいただきたいです。
今年のコンセプトは「もっと!タカ鳴る」。野球観戦はもちろん、ファッションを楽しんだり、おいしいグルメを楽しんだり、それぞれの楽しみ方ができる日として位置づけている。
八木さん:どんな状況下でも熱心に応援いただいているファンの皆さまから、野球観戦が初めての方まで、世代も性別も関係なく誰もが心踊る非日常感を楽しめるイベントにしたいと思いました。試合はもちろん、球場でのさまざまな楽しみ方でワクワク・ルンルンして、タカ鳴ってほしいと思っています。
毎年タカガールユニホームのデザインにも注目が集まる、今年選定された「マーブリングカラーデザイン」にもその思いは組み込まれており、ファッションやグルメなど多種多様な球場での楽しみ方と、年代や性別を超えて声援で混じり合いファンがひとつになることをイメージしてデザインされた。