大谷翔平から先頭弾は「予想していなかった」 先週ヤ軍に加入した36歳はご満悦

エンゼルス戦に出場したヤンキースのマット・カーペンター【写真:ロイター】
エンゼルス戦に出場したヤンキースのマット・カーペンター【写真:ロイター】

初回に11球目のカットボールを右翼ポール際に運んだ

■ヤンキース 6ー1 エンゼルス(日本時間3日・ニューヨーク・Wヘッダー第1試合)

 エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)に敵地で行われたヤンキースとのダブルヘッダー第1試合に「2番・投手兼DH」で出場したが、投手としては4回途中8安打4失点で今季4敗目(3勝)を喫した。初回にマット・カーペンター内野手に先頭打者弾を喫するなど、渡米後ワーストタイの1試合3アーチを浴びた。先月26日にヤンキースに加入したばかりのカーペンターは「自分の役割を果たせた」と胸を張った。

「1番・指名打者」で出場したカーペンターは、大谷と初対戦となった第1打席で粘りに粘り、11球目の87.1マイル(約140キロ)のカットボールを右翼ポール際に運んだ。1番打者としてこれ以上ない働きをしたカーペンターの一撃で勢いづいたヤンキース打線は大谷を打ち崩すことに成功した。

「すごい戦いになった。ファウルを続けて彼はストライクを投げ続けた。いいスイングができて成功した」とカーペンター。さらに「1番打者として(1打席目に)数多く投げさせることができれば、試合の方向づけができる。最初の打席でそういう方向性をつけられて良かった。あれだけの球数の後でホームランを打つとは予想していなかったが、自分の役割は果たせたと思っている」とうなずいた。

 昨季までカージナルスに在籍し、オールスターに3度選出された36歳。今季はマイナー契約を結んだレンジャーズを5月19日に退団し、5月26日にヤンキースに加入した。新天地ではここまで6試合出場、打率.188、3本塁打をマークしている。ベテランの第1打席でのアプローチが、大谷攻略に繋がったようだ。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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