大谷翔平は「癖に気付かなくてはならない」 溺愛アナリストも気付いた“異変”

ヤンキース戦に登板したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
ヤンキース戦に登板したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷は「厳しい登板後に偉大な活躍を見せる才能を持っている」

■ヤンキース 6ー1 エンゼルス(日本時間3日・ニューヨーク・Wヘッダー第1試合)

 エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地で行われたヤンキースとのダブルヘッダー第1試合に「2番・投手兼DH」で投打同時出場したが、投手では4回途中8安打4失点で今季4敗目(3勝)を喫した。渡米後ワーストタイの1試合3発を許し、奪った空振りは僅か3度。大谷を“溺愛”するアナリストとして知られるベン・バーランダー氏は、球種をヤンキース打線に読まれていたのではないかと指摘する一方、昨年のようにヤンキース戦での失敗が今後に生きると主張している。

 ベン・バーランダー氏は、自身がホストを務めるポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ・ポッドキャスト」で大谷の投球を分析。「ヤンキースは大谷について何か(情報を)持っているかもしれない」とし、その根拠にストライクゾーン外の球に対してバットを振る割合を示すチェイス率が低かったことをあげた。「100マイル(約161キロ)の高め直球を(ヤンキースの打者は)振ってこなかった。ワンバウンドのスライダーも、打者は微動だにしなかった。どんな試合でも、こういう場面があればチームが何か情報を握っているかもと思うものだ」と述べた。

 さらに「ヤンキース咎めているのではない。それどころか、これはヤンキースへの賛辞だ。ショウヘイは、もし情報を与えてしまっているとしたら、その癖が何なのか自分で気付かなくてはならない」とも強調している。

 一方で、今後の投球については楽観的な見方を示した。昨季は6月30日(同7月1日)にヤンキースタジアムで先発したが1回を持たずに降板。しかし、以降は安定した投球を続けた。「きっと彼は上向いてくれる。前回のニューヨークでの登板の後、シーズン終了まで驚異的な活躍をしたように。ショウヘイは厳しい登板の後は自分を見つめ直して偉大な活躍を見せるという才能を持っている。次の先発マウンドでは素晴らしい登板を見せてくれるだろう」と力を込めた。

(Full-Count編集部)

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