エンゼルス、悪夢の9連敗は「見るに堪えない」 惨敗にマドン監督沈痛「見た目も酷い」

試合後の取材に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:木崎英夫】
試合後の取材に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:木崎英夫】

監督解任のフィリーズから5被弾…頼みの打線も沈黙

■フィリーズ 10ー0 エンゼルス(日本時間4日・フィラデルフィア)

 エンゼルスは3日(日本時間4日)、敵地でのフィリーズ戦に0-10で惨敗し、今季ワーストを更新する9連敗となった。序盤から投手陣が崩れて5被弾。2016年8月に喫した11連敗以来、6年ぶりの黒星続きの惨状に、ジョー・マドン監督は試合後「見るに堪えないし、選手たちにとっても辛い状況」と意気消沈ぎみに語った。

 先発のシルセスが、初回にシュワバーから先頭打者被弾。2回にも3ランを浴び、序盤からビハインドを背負った。さらに5回には、2番手のバリアが昨季のナ・リーグMVPハーパーから3ランを浴びるなど4失点。6回にはシュワーバーとハーパーに一発ずつ食らった。この日ジラルディ監督が解任された緊急事態のチームに大敗だった。

 一方の打線も、フィリーズの先発右腕エフリンの前に大苦戦。「2番・DH」で先発した大谷翔平投手は3打数無安打2三振で2試合連続ノーヒット、マイク・トラウト外野手も5試合連続無安打と頼みの主砲が沈黙した。

 25日(同26日)のレンジャーズ戦に敗れてから、ブルージェイズに4連敗、ヤンキースに3連敗、そしてフィリーズに惨敗。東地区のチームを相手に苦戦を強いられている。マドン監督は「ヤンキースも、今日の先発投手(エフリン)も我々に対していい投球をした」と相手の強さを認めつつも、「(スコア的に)見た目も酷い。それはわかっている」と苦虫を噛み潰した。

 泥沼から抜け出せない。指揮官は「とにかく今は打線が沈黙している。そして守備でもいくつかミスを犯した。悪いことは連鎖する」と状況を分析。ただ、ドラスティックな変化を求めるのではなく「同じプランを持ち続けていく。(連敗が止まり状況が変わるまでは)皆にとって辛いこと。ファンを含めてね」と我慢の姿勢を見せた。

 この日、リードオフマンのウォードが右太もも裏の張りで途中交代。離脱となればチームの窮状に追い討ちをかけることになるだけに、新たな頭痛の種ができた。

(Full-Count編集部)

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