「友達できるのかな?」野球→アメフト転向から1年 元DeNA石川雄洋の現在地
自慢の俊足は今も健在「20代の選手と一緒に走っても負けることはないです」
基本的にチームの練習は土日がメイン。引退したばかりの頃の体重は74キロだったが、アメフトはコンタクトスポーツ。厳しい当たりにも負けない体を作るために平日はトレーニングジムで鍛えて8キロの増量に成功した。さらに、DeNA時代から武器だった走力にも磨きをかけた。
「実力からすれば、まだ全然下の方。ですが、20代の選手と一緒に走っても負けることはないです。僕のポジションは走って、しっかりパスをキャッチすること。1試合でそこまで出番はありませんが、ワンチャンスを生かさないと試合に出られない。野球でいえば、代打みたいな感じですかね。勝負強さ、集中力はこの世界でも生かされている」
石川は今年7月で36歳を迎える。精神的、肉体的に衰えがきてもおかしくないが、それを否定する。
「今年で2年目を迎えますが、練習や試合だけを見れば、まだ半年ぐらいしかやっていない。経験がない分、上手くなる伸びしろがあるんじゃないかって。僕を獲ってくれたチーム、関係者にも『アイツを獲って良かったな』と思われるプレーをしていくことが使命だと思っています」