「球速以上に速い」吉田輝星の伸びすぎ“美直球” 先発で再注目、甲子園でどう進化?
12球団の強打者を驚かせた真っすぐを引っ提げ甲子園で先発
日本ハムは5日に甲子園で行われる阪神戦に、4年目の吉田輝星投手を先発させる。今季は主にリリーフとして登板を重ね、あまりの直球の伸びが“美直球”として注目を集めてきた右腕。先発としてどのようなボールを見せてくれるのか、さらに注目が集まりそうだ。
吉田は今季、ここまで20試合に登板しているが先発は1試合だけ。リリーフとしては4月27日のオリックス戦でプロ初ホールドを挙げ、5月18日のオリックス戦ではルーキーイヤーの2019年以来、3年ぶりのプロ2勝目を記録している。
その活躍の原動力となっているのが、球速こそ140キロ台後半ながら、打者の手元で驚きの伸びを見せるストレートだ。「パーソル パ・リーグTV」では今季の吉田の投球に注目、公式YouTubeにアップした動画はいずれも桁外れの再生数を誇る。交流戦に入ってからも、5月29日の巨人戦で中田を直球で封じた場面を収めた「【自信深める】吉田輝星『中田翔を“ストレート”で封じる』」と題した動画が、わずか6日で80万回を超える再生数を記録した。
ファンからも動画に「球速以上に速く感じる」「華がある投手やなぁ……」「何回みても気持ちいい」とコメントが集まるほどのストレート。金足農(秋田)時代に輝いた甲子園のマウンドで、さらなる進化を見せてくれる。