火付け役が語る「きつねダンス」誕生の舞台裏 “遊び心”が生んだキュートなチアに注目

初披露時は意外にも「リアクションはほとんどなくて、ポカン」

 コメディータッチの曲を使うのは初めて。ファイターズガールも最初は驚きの反応だったという。本拠地開幕戦で初披露となったが、尾暮さんはその時のスタンドの雰囲気について「リアクションはほとんどなくて、ポカンとした感じで見ている方が多かったですね」と振り返った。

 しかし「パーソル パ・リーグTV」公式YouTobeや球団公式YouTubeが動画を公開したことでジワジワと人気に火が付き始め、一気に浸透。ついには敵チームの選手までもが音楽に合わせて指を動かすようになった。尾暮さんは喜びながらも「ここまで反応をもらったり話題になると思ってなかったので、正直ちょっと困惑しています」と笑った。

 全ての動きできつねをモチーフにしているが「手の動きが特徴的なダンスなので注目して、そこをマネしてやってもらいたい」とポイントを挙げる。きつねの耳を付けて踊るファイターズガールのキュートさも話題。「いっそ見た目からきつねになりきっちゃおうということで」という遊び心も、人気急増に一役買った。

「この曲がかかったら自然と踊りだして、球場にいる人がみんな踊っているというのが理想です」と話す尾暮さん。「一番は、恥ずかしがらずに全力で踊ってもらえれば」と願いを込めた。

(町田利衣 / Rie Machida)

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