マドン監督を電撃解任 エ軍がGM主導で大ナタを振るったワケ「いいプレーできてない」

会見に臨んだペリー・ミナシアンGM(右)【写真:盆子原浩二】
会見に臨んだペリー・ミナシアンGM(右)【写真:盆子原浩二】

ネビン監督代行「監督としてのスタートにワクワクしている」

――ペリーに質問です。三塁コーチは今後誰になるのか。そして今後さらにコーチの配置転換などはあるか。
「ないと思っている。(フィールド・コーディネーターの)マイク・ガイエゴが三塁コーチを引き継ぐ。今季すでにそういうことがあった。彼は(三塁コーチの)経験豊富だ」

――モレノオーナーにはどの程度、相談するのか。大勢で決断したのか、それともあなたから持ちかけたのか。
「私が彼に持ちかけた。この2日間考えていた。我々のプレーぶりもあって。今朝、彼に電話をして、私の助言を伝えた。そして全面的サポートをしていただいた」

――今はどんなお気持ちで。
「辛い。(かなり長い間)こうなってしまったことは残念だ。私はあの男が本当に好きだった。日々の会話、彼の人となり。彼はとにかく……。皆さんも彼の周りにいただろう(だから分かるだろう)。彼がもたらすエネルギー、日々の一貫性……。とにかくつらい。つらい。だが感情は抜きにして、決断をしなければならない。感情を抜きにして、一歩下がって我々の状態を見てみた。この決断そのものもつらいが、こうするのが正しいと感じた」

――ネビン監督代行が切り出す。
「私もそれについて少し答える。私がこの機会を得たいと思っていたことは周知の事実だ。思い描いていた形ではないし、幸せにあふれた就任会見でメディアの皆さんや選手やコーチ陣に挨拶するという形ではない。違う状況だということは明白だ。だが、この機会をいただいて興奮していることに違いはない。ジョー(・マドン)と先ほど話をした中での会話で、非常に気が楽になった。彼は素晴らしかった。彼は『この職を受けて乗り切れ、君のままで行け』と言ってくれた。私もそのつもりでいる。そう言ってくれたことで私は楽になった。感極まる1日だったからだ」

「感情の起伏があった。この12日間の流れには打ちのめされた。ジョーが、こうして私がここに来て、みなさんと、そしてチームやスタッフと話すにあたって、気持ちを楽にしてくれた。だからここからは少しワクワクする気持ちに変わる。今日の物語がどんな風に見えるかは分かるが、あの部屋のメンバー(選手たち)がすべてだ。野球は選手たちが主役で、それは昔から変わらない。私は野球のそういうところが大好きだ。現役時代から、球場に来てみんなと関わるのが大好きだった。それは変わらない。先ほども言った通り、(監督としての)スタートを切ることにワクワクしている」

――昨季は60、70試合消化時点で勝率5割あたりだった。トラウトがふくらはぎ故障でシーズンの大半を欠場した中で、だ。マドン監督の解任を判断するのに適当な試合数だったのか。
「すべては今、だ。今のチームの位置。以前のプレーぶり。プレーのスタイル。基礎がどれだけできていたか。そして今のチームの位置。そしてこの2週間の状態。(解任に)適切が時期があるのかといえば、それには議論の余地があるかもしれない。それを踏まえても、これがこのチームにとってベストな方向性だと思う。そして、ジョーは殿堂入りに相応しい監督だ。本当にそう思う。彼は殿堂入りするべき人物だ。彼がもう一度(監督としての)機会を求めるなら、きっとその機会を得ると思っている。だがこのチーム、この状態、この時期からすると、これが正しい異動だと私は感じた」

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(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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