驚異のOPS1.100&長打率.720、復活遂げた左腕 セイバー指標で選ぶ5月のセ月間MVP

DeNA・牧秀悟は全試合4番で出場、OPS1.100、長打率.720を記録した

 打者評価として、平均的な打者が同じ打席数に立ったと仮定した場合よりもどれだけその選手が得点を増やしたかを示すwRAAを用いる。

 wRAAは「(wOBA-リーグ平均wOBA)/1.24×打席」で算出される。wOBA={0.69×(四球-敬遠)+0.73×死球+0.97×失策出塁+0.87×単打+1.33×二塁打+1.73×三塁打+2.07×本塁打}/(打数+四球-故意四球+死球+犠飛)

 各チームのwRAA上位2選手は以下の通り。

ヤクルト:村上宗隆9.68、塩見泰隆7.90
巨人:丸佳浩6.09、ウォーカー5.86
広島:マクブルーム6.89、小園海斗6.63
中日:A・マルティネス5.01、阿部寿樹4.59
DeNA:牧秀悟12.64、佐野恵太6.40
阪神:糸原健斗4.78、中野拓夢3.99

 広島・小園海斗内野手は4月、打率.157と不振に喘いだが、5月は打率.360と月間首位打者となるほどに復調を果たした。月単位で調子の上げ下げが起きるのは珍しいことではなく、むしろ2か月連続で好調をキープするのは至難である。そんな中で、ヤクルトの村上宗隆内野手やDeNAの牧秀悟内野手は2か月連続でチーム1位の貢献を示した。5月に最もチームに貢献したことを示した選手は牧で、すべての試合で4番を務めてOPS1.100、長打率.720をマークした。これらの数字は2位を大きく引き離してのリーグ1位だった。

DeNA・今永昇太は5月6日に1軍復帰登板4試合でQS率100%、2勝を挙げた

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