ワースト更新14連敗も「その日は来る」 エ軍監督代行は前向き「努力はよかった」
ネビン監督代行「またもや打球が野手の正面に」、6月は9試合中6試合が1得点以下
■Rソックス 1ー0 エンゼルス(日本時間9日・アナハイム)
エンゼルスは8日(日本時間9日)、本拠地でのレッドソックス戦に0-1で敗れ、球団ワースト記録を更新する14連敗を喫した。前日の試合前にジョー・マドン監督を解任する荒療治に出たが、事態は好転せず。フィル・ネビン監督代行は試合後「記録を更新してしまった。努力はよかった。(打線の)努力はよかったが、またもや打球が野手の正面に行ってしまった」と振り返った。
前日に負傷交代したトラウトがスタメンを外れる中、全く打線が機能しない。先発デトマーズが5回途中3安打無失点の粘投したが、投手陣を見殺しに。6回に3番手のハーゲットが2死一塁から右翼線へ適時二塁打を浴びて先制点を献上した。
わずか1点ビハインドでも、返す力がない。13試合ぶりに「1番・DH」で出場した大谷翔平投手は5回の第3打席で右前打を放って5試合連続安打をマークするも、得点にはつながらず。連打は2回のみで、チーム7安打で長打はなかった。
6月に入ってからの9試合で、1得点以下が実に6試合。ゼロ封負けは3度喫している。ネビン監督代行は「負けは負け。最後のスイングまでチャンスがあった。最後まで分からない試合だった」と強調。「ブルペンはすばらしかった。これ以上ないというピッチングだったと思う」と投手陣を称えた。
トラウトとレンドン不在で、頼みの大谷もアーチ出ず。明るい兆しを見つけるのが大変だが、指揮官は「繰り返しになるが努力はできている」とあくまで前向き。「選手たちは今とにかく勝ちたい。みんなそうだ。その勝利がチームにとってどういう意味があるかも分かっている。その日は来る」と明日を見据えた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)