大谷翔平は「メジャー最高の投手の1人」も… 敵将が語る攻略ポイントは?
コーラ監督は大谷の左右の被打率に注目「オオタニに対しては左打者の方がかなりいい」
■エンゼルス ー Rソックス(日本時間10日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日・試合開始10時38分)、本拠地・レッドソックス戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場する。チームは球団ワーストの14連敗中で、レッドソックス4連戦の最終戦。敵将のアレックス・コーラ監督はスイープへ「メジャー最高の投手の1人相手に、私たちにはそのチャンスがある」と言葉に力を込めた。
リベンジの思いは強い。フェンウェイパークで行われた5月5日(同6日)の対戦では投手・大谷に7回11奪三振6安打無失点に封じられた。この日は大谷に4三振を喫したストーリー、ボガーツの右打者コンビをスタメンから外し、両打ちを含めて5人の左打者を並べた。今季の大谷は右打者を打率.194に抑えているが、左打者には打率.284。「オオタニに対しては左打者の方がかなりいい。ロースターを最大限に活用したいと思った」とコーラ監督は狙いを明かす。
2度同じ相手にやられるわけにいかない。大谷攻略へ向けて、コーラ監督は「(前回対戦とは)日が違うし、ラインナップも違う。ちょっとしたことをして、広角に打ち分け、攻略できればと思っている。それができなければ、なんとか粘って球数を稼ぎ、できるだけ早く降板させられたらと思っている」と話した。チームは7連勝中。さらに勢いをつけていきたいところだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)