捕手も慌てる“急旋回” バットを避ける異次元変化を「どうやって打てっての」

ホワイトソックスのカイル・クリック【写真:Getty Images】
ホワイトソックスのカイル・クリック【写真:Getty Images】

右腕のスライダーに右打者のバットは空を切り、捕手は腕を伸ばして捕球

■ドジャース 11ー9 Wソックス(日本時間10日・シカゴ)

 捕手が捕球した位置は左打席の真ん中なのに、右打者は思わず空振り。とてつもなく変化したスライダーにファンも驚嘆し、「左打者なら当たっていた」と驚きの声を上げている。

 強烈な曲がりのスライダーを繰り出したのはホワイトソックスの右腕、カイル・クリック投手だ。9日(日本時間10日)に本拠地で行われたドジャース戦に5番手で登板。7回1死一、二塁で右打者のオースティン・バーンズに対してカウント1-2から81.9マイル(約132キロ)のスライダーを投じた。ボールは右打者の外角から大きく変化。捕手のグランダルは右膝を突き、左腕を伸ばして捕球したほどだが、バーンズはバットを出して空振り三振に倒れた。

「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマンは自身のツイッターに「カイル・クリックのとんでもない82マイルのスライダー」と添えて動画を投稿。ファンから「常軌を逸している」「カイル・クリックは過小評価されすぎ」「ブリッツボール投げてるみたい」「こんなのどうやって打てっての」とコメントが寄せられた。

【実際の映像】「左打者なら当たっていた」 右バッターには悪夢のような“とんでもない魔球”

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