スカウトも「大きな可能性を感じる」 三拍子揃った“島っ子捕手”が目指すプロ入り
二塁送球到達タイム1.86秒を誇る兵庫・津名の佐藤希興捕手
兵庫・淡路島からプロ入りを目指す男がいる。強肩、巧打、俊足と三拍子揃った万能型の捕手として注目を集めているのが津名・佐藤希興捕手だ。1年生から正捕手を務める佐藤は「プロで勝負したい気持ちが強くなりました。全国の中でも上のレベルにいると思う」と自信を口にする。
ぼんやりと憧れだったプロ野球の世界が、今は明確な目標に変わった。きっかけは昨秋の地区大会。昨春選抜大会に出場した東播磨が企画した4盗塁を全て刺し、スカウト陣から注目を集めた。
遠投100メートル超えの強肩を生かした二塁送球到達タイムは1.86秒を誇り「肩には自信があったが『これ、いけるんじゃないかな』と。(注目されることは)プレッシャーにはなりますが自分としては嬉しい」と胸を張る。