目にも見えない1秒で51回転の魔球 51センチ驚愕変化が「むかつくほどすごい」
ヤンキースのマイケル・キングはスライダーとカーブを武器に今季ブレーク
■ヤンキース 2-0 レイズ(日本時間15日・ニューヨーク)
今季ブレークを果たしているヤンキースのマイケル・キング投手の変化球に注目が集まっている。空中を転がるようなスライダーとカーブを武器に三振を量産。51センチの変化にファンも「むかつくほどすごい」とうっとりしている。
14日(日本時間15日)に行われたレイズ戦の7回2死から登場すると、8回無死走者なしで驚愕の一球を投じた。右打者のディアスを相手に、アウトコース低めいっぱいへの軌道から一気にボールゾーンへ。打者はなすすべなく泳いだスイングで三振に倒れた。
「ピッチング・ニンジャ」として知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は、自身のツイッターにこの1球の動画を公開。球速86マイル(約138.4キロ)、変化量20インチ(約50.8センチ)、回転率3060rpm(1分間に3060回転)であることを紹介している。
イニングまたぎもお手のもののキングは、無失点投球で2点のリードを守り今季9つめのホールドをマーク。新守護神のホームズらとともに、快進撃を続けるチームのブルペンを支えている。ファンも「20インチに86マイルだけでもばかげているのに。そのうえ完璧な制球。えげつない」と賛辞を惜しまなかった。