大谷翔平にトレード放出の可能性? LA紙指摘…レンドンの離脱で「複雑に」
LAタイムズ「レンドンの怪我がオオタニとの再契約のチャンスを複雑にするかも」
エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が右手首の手術を受けるため、今季中の復帰が絶望的となった。2019年オフに7年総額2億4500万ドル(当時266億円)で加入した大物野手の戦線離脱。地元紙ロサンゼルス・タイムズは「レンドンの怪我がオオタニとの再契約のチャンスを複雑にするかもしれない」と、大谷翔平投手の契約延長問題に影響する可能性を指摘している。
5月15日に地区首位だったエンゼルスは球団ワースト14連敗を喫するなど急失速。年俸がメジャー2位のトラウト、3位のレンドンの共演は今季も26試合にとどまり、今ではアストロズに10ゲーム近くを離されている。同紙は「もしあなたがオオタニなら、そして勝利することが最優先事項であると明言しているなら、エンゼルスと長期の契約延長を結ぶだろうか?」と指摘した。
ハミルトン、プホルス、アップトンと近年の大型補強はうまくいっていない。大谷の新年俸が米メディアから指摘される史上最高額、仮に4500万ドル(約60億円)だった場合、トラウト、レンドンとの年俸総額は1億2000万ドル(約162億円)。3人だけで総年俸規定額(320億円)の半分以上を占めることになる。「オオタニはエンゼルスに数多くの結果を生み出し、何百万ドルというマーケティング効果も生み出している」とLAタイムズは評価しているが、これでは投手陣整備は延々と進まない。
同紙は「(球団オーナーの)モレノはトラウトをトレードしないと話しており、トラウトもキャリアをエンゼルスに捧げている。もしオオタニが同じ事をすることを拒んだら、モレノはトレードすることを拒んでFAで出ていかせるのだろうか?」と言及した。今オフの大谷との契約延長交渉が不調に終われば、若手有望株を得るためにトレード放出する可能性もありそうだ。
(Full-Count編集部)