鷹・和田が日米通算150勝「ホッとしている」 6回1失点8Kで球団の最多奪三振記録樹立
6回を投げて許した安打はソロの1本のみで今季2勝目
■ソフトバンク 4ー1 楽天(19日・PayPayドーム)
ソフトバンクの和田毅投手が19日、本拠地PayPayドームで行われた楽天戦で、日米通算150勝を達成した。6回を投げて1安打1失点8奪三振。今季2勝目を挙げたチーム最年長の41歳は、試合後のヒーローインタビューで「ホッとしています」と語った。
初回1死から小深田、浅村を連続三振。2回先頭の島内も見逃し三振に仕留めてNPB通算1757奪三振とし、杉浦忠氏を抜く球団最多奪三振記録を樹立した。その後も楽天打線を完璧にねじ伏せ、5回までパーフェクト、7個の三振を奪う好投を見せた。
打線も序盤からベテラン左腕を援護。初回に野村勇の6号2ランで先制すると、3回にはグラシアルが2試合連発となる5号ソロが飛び出してリードを広げた。和田は6回1死から茂木にソロを浴びてパーフェクトこそ途切れたが、この日打たれた安打はこの1本だけ。6回を投げて1安打1失点でリリーフ陣にバトンを託した。
7回を甲斐野、嘉弥真で凌ぐと、8回は藤井、9回はモイネロと繋いでリードを守り抜いた。ソフトバンクは3連勝で楽天との差を1.5ゲーム差に拡大。和田はNPB通算145勝目となり、MLB時代の5勝を合わせて日米通算150勝の節目の1勝となった。
奪三振ショーに「いつもより真っ直ぐのコントロールが良かったのかなと。(甲斐)拓也も要所要所でいい配球をしてくれて、いいピッチングができました」と感謝。41歳とは思えぬ躍動の源を問われると「なんでしょうね。ホークスのファンの声援のパワーなのかなと」と笑顔を見せた。
(Full-Count編集部)