ダルビッシュ「体が重い状態」も7回1失点で7勝目 初回33球の苦投から立ち直ったワケ

試合後の取材に応じたパドレス・ダルビッシュ有【写真:木崎英夫】
試合後の取材に応じたパドレス・ダルビッシュ有【写真:木崎英夫】

チームは3連敗中「今日は長い回を投げなきゃいけない日」

■パドレス 4ー1 Dバックス(日本時間21日・サンディエゴ)

 パドレスのダルビッシュ有投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたダイヤモンドバックス戦に先発。7回104球を投げて4安打5奪三振2四球2死球1失点で今季7勝目(3敗)を挙げた。初回だけで33球を要しながらも7回までマウンドを守った投球に「今日は長い回を投げなきゃいけない日。6回をゴールにして投げた」と振り返った。

 高地のデンバーでロッキーズ相手に3連戦3連敗を食らったパドレス。遠征に帯同した右腕は「状態が良くなくて体が重い状態」でマウンドに上がったという。制球に苦しみ犠飛で1点を先制されるなど、初回に33球を擁した。

 それでも「今日は長い回を投げなきゃいけない日。とにかく6回をゴールにして、早めに(相手打者に)コンタクトさせて、走者を出してもムキにならず」投げることを心掛けた。結果、2回以降の6イニングでは3安打無失点の好投で、チームの連敗を止めた。「カッターがよく落ちているし変化も変えているので、打者が打ち損じてくれているのかも」と語った。

 6月登板4試合全てで7回以上を投げる安定感。3連勝で今季7勝目となり、ハーラー争いでもトップを行く同僚のマスグローブらに1勝差に迫った。「自分の投球自体は褒められないが、7回投げられたことは褒められる」とうなずいた。

(Full-Count編集部)

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